風呂敷の特徴
風呂敷の最大の特徴は、正方形をしたシンプルな布で
様々なものを包めることです。
風呂敷のサイズは、45センチ四方からあり
大きいもので1辺が2メートルを超えます。
元々着物と同様に反物を裁断して作られたので、
現在もサイズの基準は反物の幅です。
また物を包むだけなのに、美しい柄で装飾しているという特徴があります。
最も一般的な柄は唐草模様です。
泥棒が担いでいるアレ、と言ったらイメージが悪いかもしれませんが…
最近では唐草模様をカラフルにアレンジしたり、面白い組み合わせに
活かしているデザイナーさんも増えています。
他にも着物や帯に使う吉祥文様や格子柄、縞模様など
インテリアとしても魅力的です。
風呂敷は、相手に物を届けるときに簡単に持ち運ぶという目的で使われます。
昔の日本では、きれいに包まれた風呂敷を優雅な仕草で
手際よく解く様子を奥ゆかしさとして尊重しました。
さらなる特徴として、機能性が挙げられます。
風呂敷は大きな物を包むと大きく、小さな物を包むと小さくなります。
サイズに柔軟性があり、使わないときは小さく折りたたんで
片付けられるので、なんといっても使いやすいのです。
包み方にも色々あって楽しめる幅が広い風呂敷ですが、
カバンが主流になっても多くの人に愛されています。
また、贈り物としての包み方にも色々アイデアが出されており
スイカから一升瓶まで、どんな形の物も包めるのが
最大の魅力ではないでしょうか。
普段からカバンに入れておいても場所をとらず重さもありませんので
急に荷物が増えたときにもすぐに代用できて非常に便利なツールなのです。