畳み方
風呂敷の良さが分かった、包み方がいろいろあることも分かった。
では、いざ購入となって、手元に届いたとき…
無意識にぞんざいに扱っていませんか?
風呂敷も、手入れの仕方や扱い方ひとつで
持ちが変わってきます。
どうせ使うなら、できるだけ長く使いたいですよね。
まず、たたみ方です。
風呂敷のたたみ方は、いろいろあります。
しわになりづらいポリエステル製であれば、気軽に四角にたたんでも差支えありません。
しかし、木綿の場合には、四角くたたんでしまうと折ったことで
すぐにしわになってしまいます。こんな風にしわの出来やすい素材の
風呂敷の場合には、三つ折りにしてからぐるぐると巻きこむようにした
たたみ方をしましょう。
このたたみ方でも、三つ折りにした2本の線がしわになりますが、
細かいサイズまで折るのに比べれば少なくなります。
風呂敷でもしわになりやすい素材の場合には、出来るだけ
折り方を最小限にした上で、丸めるようにして保管しておくように心掛けましょう。
大きいサイズであり、なかなか風呂敷にアイロンをかけるというのは
まめな人ではないと行わないものですので、出来るだけ折り方を
少なくするように工夫したたたみ方を実践してみると、
いざ、使う時にも比較的きれいですので
気持ちよく使えるようになります。
初めのうちは大切に扱いますが、どうしても慣れてくると
少々扱いが雑になってしまうことが普通かもしれません。
しかし、物を大切に扱うということは、自分自身を大切にするのと
同じことではないでしょうか。
長く持たせるという意味だけではなく、日本人だからこそ
一つの物を大事にする心を常に持っていたいものですね。