生糸だけを使って作られたシルク

 


風呂敷活用術

風呂敷はさまざまな素材を使用して作ることができます。
使用する素材によって完成する製品の特徴も変わるので、
作りたい製品に合わせて最適な素材を選ぶこともできます。

 

風呂敷はシルクを使用して作られることもあり、
この素材を使った製品は高級感があることが特徴です。


風呂敷に使われるシルクはいくつかの種類があり、
正絹という種類のものを使用して作られることもあります。


シルクを作る時に使われることがある正絹は、使用されている素材に大きな特徴があります。
このタイプのものは生糸以外の材料は使用されていません。

シルク素材の特徴


生糸だけを使用して作られた糸を使っているので、このような糸を使って
織られた生地も、独特のなめらかな肌ざわりを持っています。


このタイプのものはそれぞれランクがあり、ランクが高いものの方が、
製品としての品質も優れています。シルクの中でも特に品質が
優れていることで有名なのは、Aランクのものです。


Aのものはさらに細かく分類されていて、通常のAのものから6Aのものまであります。
6Aランクのものは特に品質が優れていて、高級な製品を作る時などに
よく使われています。このタイプのものは全体の1割未満です。

 

 

糸を撚って作るタイプのシルク

 

正絹以外にも、風呂敷を作るためにいろいろなタイプのシルクが使われています。
撚糸というタイプのシルクが使われることもあり、このタイプのシルクの特徴は、
生地を作るために使用する糸の製造方法です。

シルクの特徴


撚って作ることがこのタイプのシルクの大きな特徴になっていて、
撚るだけでなく、それをより合わせて製造することもあります。


このタイプのものは撚り合わせ方によって、さまざまなタイプの製品になります。
撚る方法が弱めであると、ちりめんというタイプのものになります。


ちりめんの特徴は、この糸を使用して生地を作ると、表面に個性的なしわができることです。


このしわがちりめんの生地の大きな魅力になっているので、
しわを好んでちりめんの生地が使用されたものを購入している人もいます。


撚糸は通常よりも強い力を加えて撚ることもできます。
強い力を加えて作られたものは水ねりという名前で呼ばれていて、
ちりめんとは違った個性を持っています。


水ねりを作って作られたシルクは、生地の表面にしわができにくいことが特徴です。
生地が元の状態に戻ろうとする力が強いので、しわのない状態を維持しやすい生地です。
作りたいものに合わせて、ちりめんと水ねりを自由に選べます。